【ポートシャーロット10年】スモーキー初心者にも♪

port-charlotteいろいろ

本日のウイスキーはポートシャーロット10年
ウィスキーの聖地、スコットランドのアイラ島で作られているシングルモルトウィスキーです♪

島には同名の村があるし、「ポートシャーロット」が蒸留所の名前かと思いきや・・・
そうではなく、ブルックラディ(Bruichladdich)蒸留所が出しているブランドの一つなんです。

Bruichladdichと書いて「ブルックラディ」と発音。何も知らずだとブルイックラディッヒとかって読みたくなりますが、これじゃ全く通じません。アイラ島の地名や蒸留所名はゲール語のものが多いので、アルファベットを読もうとするより音で覚えるべし!

熟成に使用された樽のうち、

  • 65%がファーストフィルのアメリカンウイスキー樽
  • 10%がセカンドフィルのアメリカンウイスキー樽
  • 25%がセカンドフィルのフレンチワイン樽

ワイン樽はよく限定ボトルで使用されるのですが、こちらはスタンダードボトルにも関わらず使用しているんですね!

『ファーストフィル』って?

通常スコッチウイスキーは、バーボンやシェリーなど以前他のお酒の熟成に使用された樽に、蒸留したての原液を入れて熟成させます。

バーボンやシェリーの樽を初めてウィスキーの熟成に使用すると 「ファーストフィル」。
1回ウイスキーの熟成に使用した樽で、再びウィスキーを熟成すると「セカンドフィル」と呼ばれます。

その他の特徴は

  • アルコール度数 50%
  • ノンチルフィルタード(冷却ろ過なし)
  • 無着色

一般的なウイスキーのアルコール度数が40~43%なので、ポートシャーロット10年はやや高め。

また、一般的なウイスキーの工程で行われるチルフィルター(冷却ろ過)をあえてしていません。チルフィルターは、温度が下がっても美しい琥珀色を保つための作業ですが、冷えた際に発生するおりやにごりは香味成分でもあります。つまり、ノンチルフィルタードは「樽熟成で得られる本来のおいしさを最大限に味わってほしい!」と言う造り手の想いなんですね。

もちろん着色もしていないことから、美味しそうな見た目よりも本来の味と色にこだわった1本と言えます。

ちなみに実は着色は多くのウイスキーでされているんです。着色しても味自体に影響はなく、キレイな琥珀色や濃い色の方が美味しそうに見えるからと言う理由。とは言っても、「日本産のウイスキーは着色をしていない数少ないウイスキーの一つ」とスコットランドの蒸留所ツアーで聞いた時はなんとなく嬉しかったです。

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「Heavily Peated」と書いてあるけど、スモーキーすぎてクセが強い味では全くないのでご安心を。
香りはバーボン樽特有のバニラのような甘い香りが上品にしつつ、後からほんのりスパイシーな香り。口に含むと最初の瞬間は少し土っぽい味がし、続けてカスタードのようなふんわりとした甘さが広がります。

スモーキーウイスキーの初心者さんにもオススメです♪

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そしてそして!!!

生チョコで有名な北海道のロイズ「ポートシャーロット」入りの生チョコを出しているんです!!知っていましたか?

しかも使用されいるウィスキーは「ポートシャーロット スコティッシュ・バーレイ」という、スコットランド産の大麦を使用し、島内で熟成とボトリングをしたシリーズ!(アイラ島でも、蒸留所やシリーズによってはスコットランド本土で熟成&ボトリングを行っています。)

こちらがそのロイズの生チョコに使用されているウイスキー

生チョコの王様と言っても過言ではないロイズと、アイラ島ウイスキーのまさに夢のようなコラボ!!

蒸留所のテイスティングツアーではウイスキーとチョコレートが一緒に提供されるくらい、この2つはすごく良く合うんです。

北海道の生チョコも、今はネットで買えるのでとっても便利ですよね。

私がこの生チョコを最初に発見したのは羽田空港。ちょうど日本からドイツに戻る時、保安検査前のお土産屋さんで発見しました。どうせ買うなら保安検査後に買った方が消費税分安くなるのでそこでは買わず、出国手続きを済ませて免税店をぶらぶらするも・・・

ない!!どこにもない!!!片っ端から全免税店見て回ったのにー!!

ロイズの定番の生チョコはあるものの、このウイスキー入りだけは出国手続き後になかったんです。買う気満々だっただけにかなりショック!
幸いにも数ヶ月後にお土産としてゲットできたので良かったんですけどね。『本当に欲しいものは、消費税分ケチるべきではない』と言う教訓になりました(笑)

さて、気になるのはそんな失敗談ではなくて生チョコのお味ですね!

ポートシャーロットがピート(泥炭)を使ったウイスキーなだけに、生チョコもほんのりスモーキーな味がします。その辺の洋酒入りチョコレートとはえらい違いで、上品かつ本格的にスモーキーなウイスキーの味が堪能できます。

アイラ島のスモーキーなウイスキーを飲みなれているせいか、私は全くきついとは感じませんでしたが、普段クセの強いお酒をあまり飲んでいない人はピート独特の味を顕著に感じるようでした。
そのまま食べても美味しいのはもちろん、ピートを使用していない普通のウイスキーのお供にもぴったりです。

この生チョコとウイスキーボトルをセットで!なんてなかなか良い大人なプレゼントかも!?

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