Abiskoオーロラ編~ラップランドぶらり旅~

northern_lightsスウェーデン

いよいよアビスコでのメインイベント、今宵はオーロラ鑑賞♪♪♪

外が薄暗くなり、一等星が見えはじめてきたら事前にレンズの調整をしておきます。
レンズのピントをこの一等星に合わせ、ズレないようにマスキングテープで固定。
シャッタースピード、ホワイトバランス、ISOなども事前にある程度設定しておき、あとは実際のオーロラの強さによってその都度変えていきます。

今回のオーロラ鑑賞はトーネ湖から。長期戦になったときはすぐに暖を取りに室内に戻れるのが心強い!

camera set

宿からこの撮影場所まで徒歩20分くらいなので、着いたら身体が良い感じにぽっかぽか。三脚とカメラをセットしてオーロラを待ちます。
外の気温は-15度。カメラを寒さから保護するためにネックウォーマーを使いました。予備のバッテリーはカイロと一緒にポケットに入れて温めておきます。

目が暗闇に慣れてきたくらいに、北東の空に筋の様なものが入ってかすかに動きがあるのを発見!カメラでもこれがオーロラであることが確認でき、一気にテンションアップ!!

northern lights1

ずっと目を凝らして見ているとだんだん色が出てきて、さらに横に伸びていきました。

右の上の方が赤色なのが私的にポイント!
オーロラの色は太陽からくるプラズマ粒子と大気中のどの原子どの位置どのようにぶつかるかで変わるので、毎回見える色が違って面白いんです。私、オーロラにめちゃくちゃ魅了されています(笑)

だんだん横に広がって大きくなり、ゆっくり揺れて徐々に形が変わっていきます。こうやって空全体にオーロラが現れるんですね~

オーロラの光が水面にも反射していてキレイ!

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moving northern lights1
moving northern lights2

moving northern lights3

上の写真を左→右へ順に見ると、オーロラが動いて変化している様子が分かります。

そうこうしている内に反対側の北西でもオーロラが広がっているではありませんか!!
急いで三脚とカメラを動かしてセットして・・・ってあぁ忙しい!!でも楽しいッ!!!

northern lights4

もう右やら左やらどっちを見たらいいのやら・・・なんとも嬉しい悩み!
風にゆられるカーテンのごとく、ゆっくり揺れていたと思ったらいきなり小刻みに揺れだしたり、本当に目が離せません!

今の私たちはオーロラが発生する仕組みを知って見ているけど、昔の人はいきなり空が色づいて揺れだすのを見て怖ささえ感じたんじゃないのかな。

cloudy northern lights

オーロラの動きが弱くなったと同時に雲が出てきたので、そろそろお開きの時間。
撤収した後にとんでもないオーロラが現れるんじゃないか!?って後ろ髪を引かれる思いで湖畔を後にしました。

cloud and northern lights

でもやっぱり気になって、トーネ湖から宿に帰るまで度々後ろを振り返っては北の空を確認すると言う。。。

私が今回使ったのは下のSIGMAの広角レンズ。
カメラ本体がフルサイズではないので画角が狭くなりますが、素人のオーロラ撮影には十分です。天の川やネオワイズ彗星の撮影にも活躍してくれました!


SIGMA 単焦点広角レンズ 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO キヤノン用 フルサイズ対応

星空撮影の際はもちろん、今回もオーロラと一緒に写る星をキレイに撮るために使ったのがこちらのフィルター。輝きが強い星ほど滲んで大きく写ります。

3日目の夜、オーロラ鑑賞を終えて機材を収めていると三脚が壊れてしまいました。寒さでプラスチックの部分が2か所くらいポキッと折れてしまったんです。2日続けて-15度の中3時間ぶっ通しでしたからね~壊れたのが最終日で本当に良かった!!!
今までは軽量さと旅行中の持ち運びの良さを重視して1500円くらいの安くて良い三脚を使用していたんですが・・・これを機にそろそろ良い三脚を買おうかなぁ。

オーロラ撮影にあると便利なもの

三脚
レリーズ
小型ライト(手元を照らすため。夜道を歩く時にもあると便利)
ホッカイロ(貼らないタイプ)
カメラに巻く用のマフラー
マスキングテープ
大きめのジップロック(屋内に持ち入る前にカメラを入れて結露が出るのを防ぐ)
ミトン型の手袋(5本指手袋の上に着用。ミトン型の方が指が冷えにくい)

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