【スコットランドのマル島へ】 求めるのはクッキーの旅 Part 2

isle of mull topイギリス

さて、立て続けにマル島行きのフェリーが運休になってしまい、おまけに次の便がその日の最終便だけど運航できるかは未定状態!となってしまった前回の続きです。

「もう次の数日間分はマル島の宿を予約してるし、どうしても今日中に渡りたいの!!日数も限られてるから渡らなきゃいけないの!ねぇ、何か方法ない!?」って粘って聞いたら代替ルートを教えてくれました。時間はかかるけど、そのルートなら天候に左右されずにフェリーが運航してるし、予約も不要だって。

で、その代替ルートがこちら!

代替ルート

車で Oban→Corran まで行ったら、
そこからフェリーで Corran→Ardgour に渡り、
車で Ardgour→Lochaline で行ったら、 
またまたフェリーに乗って Lochaline→Fishnish へと渡る。

通常ルートのオーバン⇔マル島のクレイグニュア(Craignure)でフェリーが運休になりそうな時や、満員で乗れない時に助かるルートです。

早速フェリーのチケットカウンターでチケットの変更&差額の払い戻しをしてもらい、念には念をと、地図を見ながら再度ルートを説明してもらって出発!
Lochalineからマル島に渡るフェリーの最終便は18時頃らしく、道に迷う暇もないので道中は気が抜けない・・・

とまぁ、ずっと心臓バクバクでしたが、そんなこんなで2つのフェリーを乗り継いでなんとかマル島に上陸しました!特に何もしていないのに、なんだか高い山にでも登頂したような達成感と安心感。

本来ならフェリーで45分ほどで着く場所への移動に丸一日つぶれちゃうなんて、優雅に蒸留所見学ツアーとかお茶している場合じゃなかったよ、ほんと。

しかも島だけにお店が閉まるのが早く、マル島1日目は夜のハイキングのみで終了です。

Carsaig_coastal path
Carsaig bay

向かったのは宿からも近いカーセグの海岸。ここ数時間ずっと座っていただけに、体を動かすって気持ちい!って心の底から思えました(笑)

スポンサーリンク

翌朝、マル島2日目はめちゃくちゃ良いお天気!

Loch Scridain

昨日のハプニングを起こした空模様がウソのよう。もちろん嬉しいのだけど、ここはイギリスだし、島なのであまり期待しないでおきます。

島の南西部に泊まったので、どこに行くにもこの湖の反対側にある、島で一番高いベン・モア山を通って行きます。途中で何度か雄鹿にも遭遇し、とってものどかなドライブでした。

マル島の中心地、Tobermory

島の北部に位置するトバモリーは島内で一番栄えてる町です。

isle of mull

さすが港町!コペンハーゲンのニューハウンを思わせるようなカラフルな家はお空がこ~んなにどんよりしてても目立っています。このメインストリートにはおしゃれなカフェ、レストラン、可愛いギフトショップなどが立ち並び、思わず中に入ってしまうような充実ぶり。

tobermory-1

そしてこの島にもウイスキー蒸留所があると言うことで、もちろん行ってきましたよ!

トバモリー蒸留所

tobermory

トバモリー蒸留所では2種類のシングルモルトを作っていて、ノンピートのトバモリーとスモーキーなレダイグがあります。

以前はトバモリー10年をスタンダードボトルとして作っていたのですが、2019年頃から12年ものに切り替えたため、10年ものは現在では製造されていません。ミニチュアボトルなら蒸留所にもまだ残りがあったのでお早めに!


[スコッチ/シングルモルトウイスキー]トバモリー 10年 46.3度【試飲用50mlボトル】

ちなみにトバモリーの一番の輸出先はドイツらしいです。ドイツ人好みなのかな?いが~い!!

見学ツアーに参加したのは他に2組だけで、スコットランド本土から来た年金生活のご夫婦達。よく一緒に旅行しているらしく、みなさん陽気でとっても仲良し!
蒸留所見学後のテイスティングで、香りや味についてみんなで意見しながら飲んでいると、アルコールが入ったためか、おじいちゃんがすごくハイテンション!
私がスモーキーなレダイグの方が好きと言うと、さらに上機嫌になっておしゃべりが止まらくなった可愛らしいおじいちゃん、みんなで記念写真を撮って最後には奥さんに引っ張られて最終バスに乗って帰っていきました。少人数だとこう言う楽しい出会いもあって良いよね♪

一般的に、運転係など、見学ツアーで試飲ができない人には小瓶に入れて持ち帰らせてくれます。蒸留所によって小瓶をくれる所と持参しないといけない所があるのですが、ここは小瓶をくれました!スタッフのおじさん、小瓶にめいっぱい入れてて、試飲でグラスに注ぐ量より多かったような・・・?

ピートを使ったスモーキーなタイプ
場所

Tobermory Distillery
Tobermory
PA75 6NR Isle of Mull
Tel:+44 168 830 2647

スポンサーリンク

さてさて、お目当てのクッキーはと言うと?

本当は土曜日に到着して、すぐアイランドベーカリーのファクトリーショップに行く予定だったんですが、ルート変更で大幅に遅れて到着したので営業時間には間に合いませんでした。
おまけに日曜日は定休日と知って一瞬絶望するも、最終的にTobermory Bakery無事ゲット♪ほぼ全種類のクッキーを取り扱っていたし、ゲットした後は安心して居心地の良いカフェを堪能できたので、終わり良ければ総て良し!ね!!

island bakery cookies-1
ゲットしたクッキーの一部
場所

Tobermory Bakery & Tea Room
Main Street, Tobermory
PA75 6NU Isle of Mull
Tel:+44 1688 302225

ハプニングがありつつも旅の目的はちゃんと果たし、2泊3日のマル島滞在はあっという間に終了。
ただね、本当にクッキーのことしか頭になかったので、マル島本来の見どころを思いっきりスルーしてしまったのが心残り。
国外ではまだ知名度が低い島ですが、ベン・モア山やカーセグのハイキングだけでなく、近くの離島も深い歴史があって人気の観光スポットなんです。
せっかくここまで来たならぜひ行っておきたかった!

  • アイオナ島(Iona):キリスト教の主要な巡礼地であり、世界で最も美しい本と呼    ばれる『ケルズの書』が制作されたとされる場所
  • スタファ島(Staffa):石柱が作り出す、フィンガルの洞窟(Fingal’s Cave)がある

次回来るときは5日間くらい滞在したいな~なんて思いながらフェリーからマル島を見納めです。

スポンサーリンク

島同士が近いので、フェリーから見える景色も結構楽しい!
時間がなくて行けなかったデュアート城(Duart Castle)が見えたかと思ったら、リスモア島の灯台の目の前を通過。

mull-oban-ferry2
Lismore Lighthouse

上部にまだ雪が残る周りの山の景色とマッチしてます。

mull-oban-ferry1

天気が良いと、海もこんなに青くてキレイ!!

mull-oban-ferry3

約45分であっという間にオーバンに到着。往路のハプニングがウソだったかのように復路は穏やかで、すごく普通に景色を堪能できました。

再びキルカーン城(Kilchurn Castle)

帰路は天気がわりと良かったので、最後にもう一度キルカーン城に寄ってみました。お日様がちょうどあたって、行きとは全然違う印象!やっぱり天気は大事ですね。

Kilchurn Castle2
error:このコンテンツはコピーできません。