このお城の写真を初めて見た瞬間、
『ホグワーツ魔法魔術学校じゃん!!!』
って真っ先にハリポタが思い浮かんだのは私だけではないはず!?
日本でも有名なドイツのお城と言えばシンデレラ城のモデルともなったノイシュヴァンシュタイン城ですよね?ツアー旅行にほぼ必ず組み込まれているくらい大人気!
でもね、このホーエンツォレルン城も周りを森に囲まれて、とってもとってもオススメなんです。
どこにあるかと言うと、シュトゥットガルトがあるシュヴァーベン地方。
プロイセン王家のホーエンツォレルン家発祥の地であり、現在も子孫によって管理されているこのお城。
そのため入り口にはプロイセン王国のシンボル、鷲のマークの看板が!
色は違えど、もはやこれさえもハリー・ポッターに出てくる不死鳥に見えてしまう(笑)
現在の建物は実は3代目で、1867年にフリードリヒ・ヴィルヘルム4世によって建てられました。つまりあのノイシュヴァンシュタイン城と同時期に建設されたんですね。
きらびやかなノイシュヴァンシュタイン城に対し、こちらはドイツ語で『Burg』と名前がついているだけあって、軍事的機能を持ったお城、いわゆる城砦です。
とか言いつつこんな可愛らしい猪のオブジェが門から敷地内への通りにあったりして、なんとも微笑ましい。
城の中は撮影禁止なのでエントランスと中庭のテラス写真を。
中のレストランで上品にお食事も良いけど、天気の良い日はここでビール片手にソーセージをいただくのもドイツらしい楽しみ方♪
敷地内にあるチャペルではなんと、結婚式を挙げることもできるんですよ~!
ドイツ国内でも大変人気なようで、訪れる度にステキな光景に遭遇します。
もちろん日本からもここで海外挙式をするステキなプランを取り扱っていて、ドイツのメディアでも取り上げられていました!
ちなみドイツ語で結婚式は『Hochzeit』。
Hoch=高い、Zeit=時間 だから・・・人生の絶頂期。
つまりその後は苦労だらけで下降するのか⁉と言う印象を受けかねない単語なのでした。
車でのアクセスが断然便利ではありますが、公共交通機関でも行けないことはないです。
その際は電車とバスの時刻を事前にチェックしておきましょう。
シュトゥットガルト中央駅からHechingen駅まで電車で約1時間半。
(途中、Tübingen中央駅で乗り換えあり)
Hechingen駅からホーエンツォレルン城の駐車場まではバスが出ています。
特に複数人で行く場合は、電車とバスの両方OKな以下の乗り放題チケットの利用がお得です!
- Metropol Ticket Stuttgart
- Baden-Württemberg-Ticket
- Quer-durchs-Land-Ticket
駅の券売機、もしくはDB(ドイツ鉄道)のアプリで購入できます。
駐車場からお城までは徒歩で約20分、もしくはシャトルバスで。
さて、ホーエンツォレルン城を間近に見たら、今度は遠くからもお城の全体像を見てみたいですよね!?
お城のパノラマ絶景ポイント
絶景ポイントまでのハイキングコースはいくつかありますが、私がよく使用するのはホテル『Zollersteighof』の近くからスタートするコース。
高低差も少なくほぼ真っすぐ進むだけで簡単だし、緑がいっぱいでちょうど良いハイキングです。
でも雨上がりに行く場合はくれぐれも足元にご注意!
滑るとかじゃなくて・・・でっかいナメクジがいるから。そういえばハリー・ポッターでもでっかいナメクジが出てくるシーンありましたよね。あそこまでではないけど、日本のよりはだいぶ大きい!
朝の早い時間で運が良ければ雲海が見れ、まるで天空のお城。秋は紅葉、冬は雪景色に包まれてどの時期に行っても魅了される情景です。
お城から流れ星を見よう!『Sternschnuppen-Nächte』
8月と言えばペルセウス座流星群!毎年8月10日~13日辺りにピークを迎えます。
ホーエンツォレルン城ではちょうどその時期の金曜~日曜日にかけて、毎年『Sternschnuppen-Nächte』と言うイベントを開催しています。
どんなイベントかと言うと、簡単に言えばプチ夏祭り!
お城の敷地内に食べ物やドリンクの屋台が出たり、暗くなるとライトショーなど様々な催しがあったり。空がもっと暗くなったら(と言っても白夜の影響で遅くまで明るいので、良い暗さになるのは23時半くらいから)、場内の照明を落として流星群観察!
観察用の持ち運びできる椅子も用意されているので、折りたたみチェアの持参が不要なのも嬉しいです。
しかもこのイベントの入場料でお城の中にも入れちゃいます!
夜の城内を見学できるのはこの時ならでは。甲冑の置物は夜の方が雰囲気があってかっこいいですよ~!!
ただ、お城が山の上にあって標高が高い分、麓よりは空気も澄んでいて星が見えやすい条件ではあるものの、場内の照明をすべて消すわけではないので真っ暗にはならず・・・大きい流れ星は見えるんですけどね~。
ドイツで一番暗く、星空観察に適しているのはベルリンから70㎞離れた所にあるWesthavelland国立公園。
そんなわけで、イベントに参加した後はお城の下の真っ暗で静かな場所で夜中まで流星群観察を堪能しました。火球のような大きい流れ星も何度も見れてラッキー♪
長~い流れ星も何度か見れたのに、その度に見とれては願い事をするのを忘れてしまうのでした。