Jokkmokk ~ラップランドぶらり旅~

Jokkmokkスウェーデン

ヨックモックと言えば、日本では「シガール」を代表とする洋菓子のメーカーが一番に思い浮かぶと思いますが、実はヨックモックってスウェーデンの北方にある町の名前なんですよね。

ここはスウェーデンにおけるサーミ族(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアにまたがるラップランドの先住民)の最大の町でもあります。

毎年2月にはヨックモック・ウィンター・マーケットと言う400年以上も続くお祭りが開催され、サーミ族が多いこの土地ならではの伝統工芸品や食べ物、イベントを求めて世界中から人々が訪れます。

サーミの文化について知りたい方、サーミの工芸品を買いたい方におすすめの町です!

洋菓子ヨックモックの創業者はこの町で人々の優しさに触れ、社名をヨックモックにしたそうです。日本のヨックモック社とこの町との交流は今でも続いていて、この町の人からヨックモック社やその関係者を通じて遠い日本に親近感を抱いてくれていることを感じてとてもほっこりする滞在となりました。

そんな Jokkmokk のおすすめスポットを紹介します。

サーミ博物館 Ájtte

ヨックモックに来たら絶対に外せないのがサーミ博物館

私が行った時は残念ながらコロナの影響で閉鎖中でした。悲しかった。。。

ヨックモック周辺がスウェーデン サーミの中心地と言うこともあり、ここの博物館の展示は規模も大きく、とても見どころ満載なようです。

サーミにもいろいろな種類の生活スタイルがあるのですが、ここでは特にトナカイ遊牧民サーミの歴史、文化、自然との関わり方について紹介しています。

ミュージアムショップもとても人気で、伝統工芸品やサーミデザインの小物など取り扱っているものはステキなものばかり。お土産探しにもぴったりです (ショップは予約制ですが、唯一開いていました!)。

また、併設のレストランではサーミの郷土料理を食べることがきるので、ヨックモックに来た際はぜひここでサーミの文化にどっぷり浸かってみましょう♪

住所

Ájtte
Kyrkogatan 3
962 31 Jokkmokk
Tel : +46 971 107 17
Email : info@ajtte.com

私も近いにうちにまたヨックモックに行って、Ájtte博物館について追記したいと思います!

Sámi Duodji

Sámi Duodji in Jokkmokk

Duodji(ドゥオジ)とはサーミ語で『手工芸』と言う意味で、Sámi Duodjiはサーミ文化の保護と発展を目的として運営しています。

ここではこの地方のサーミのアーティストが作った伝統工芸品を展示・販売していて、ほとんどが一点もの。

売上げの約8割がアーティストの手元に入る仕組みになっているのも良いなと思いました。

トナカイの革に錫糸(ピューターワイヤー)で刺繡を施したブレスレットや、白樺のコブをくりぬいて作った容器、シルバーアクセサリーなどなど本当にステキなものばかり!

サーミに関する本もたくさんあります。

ミニ博物館のようで、目当てのÁjtte博物館が閉まっていた私はここでサーミに関するたくさんの情報を得ることができました。フレンドリーなスタッフさんがたくさん教えてくれて本当に感謝!

観光客向けと言うわけでもなく、「サーミの人もよくここにプレゼントを買いに来るよ。旅の途中とかにもね。」とスタッフの方が言っていたので、サーミの方にも愛される手工芸品に出会えるショップということですね♪

特に白樺のコブから作られた容器は機能性を重視するサーミの手工芸の特徴がよく表れています。デザイン性と実用性の両方で優れているなんて最強!

手工芸品に施される模様は地域性があり、模様を見ればどこの地域のサーミのものか分かるそうです。「スウェーデンのラップランド、ヨックモックで買ったんだよ」と言うのがいつまでも残るなんてステキですよね。

何か特別なお土産を探している人にぴったりのお店です。

住所

Sámi Duodji
Porjusvägen 4
962 31 Jokkmokk

営業時間 : 月曜~金曜日 12:00~16:00

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Hantverksbutiken

こちらはSámi Duodjiの近くにあるハンドクラフトショップ

ちょこちょこした可愛い小物が所狭しと置いてあるのが窓から見えて、入らずにはいられなかった。。。

handcraft shopp Jokkmokk

店番のおばあちゃんが良い味を出してて、名言は「現金に勝るものはない!現金 イズ ザ ベスト!!

というわけで、カードは使用不可。行く際はスウェーデンクローナか、せめてユーロを忘れずに~。

リーズナブルな価格で、町の人も毛糸のソックスや手袋を買いに来てましたよ。

レジの右側にある小部屋にはちょとした焼き菓子や食料品も置いてあります。

Jokkmokk Rullrån
シガールみたいなお菓子『Rullrån』

これは Rullrån (ルールローン)と呼ばれるお菓子で、まるでヨックモックのシガール!通常のRullrånはバター、砂糖、小麦粉、水を使用して作られるのですが、ここのはさらにサフラン入り。ほのかにサフランの味がして美味しかったです。

私がこれを手に取ったのを見て確信したのか、ちょっぴり不愛想だった店番のおばあちゃんが、

「あなた日本人でしょ。ヨックモックって言うお菓子のメーカーが日本にあるの知ってるよ。この前もそこの人達が町に来てたのよ~」と声をかけてくれました。

スウェーデンのこんな北の小さな町で、『ヨックモック』を介して交流ができるとは!

私は今後、シガールを食べる度にこの町の思い出にふけるんだろうなぁ。

その他のおすすめショップ

Stoorstålka
Föreningsgatan 2
962 32 Jokkmokk
営業時間:月曜~木曜 10:00-17:00、金曜 10:00-16:00

サーミ族のデザイナーが手がけるお店で、
なんと!2018年に発売された洋菓子店ヨックモックのクリスマスコレクションの箱をデザイン。
スカーフ、トレー、小物などサーミ独特のデザインを現代風にアレンジしていて色使いも可愛い♪

Jokkmokks Tenn AB
Järnvägsgatan 19
962 32 Jokkmokk
Tel : +46 971 554 20
info@jokkmokkstenn.se
営業時間:月曜~木曜 16:00 まで 

サーミの伝統的なデザインをモチーフにした、シルバーアクセサリーの工房兼ショップ。

c/o Gerd
Factory & Factory shop
Hantverkargatan 25
962 32 Jokkmokk
営業時間:平日 10:00-12:00, 13:00-17.00 (時期によって異なるので、要確認)

ヨックモック発のオーガニック ヘア&スキンケアブランド。原材料にはこの土地でとれたベリーやハーブを使用し、ヨックモックの工場で製造しています。

週末は営業していないお店が多いので、ショッピングも楽しみたい方は平日にヨックモックへの訪問を計画した方が良さそうです。

また、スーパーにはこの土地ならではのトナカイ肉やヘラジカ肉などいろんな物が売ってあり、行って散策してみる価値ありです。

Jokkmokk へ行くには

電車は夏季限定の運行で本数も少ないので、おすすめはバスレンタカー

www.vy.se のサイトから、Stockholm ~ Riksgränsen(ノルウェーとの国境沿い)までを結ぶ複数の公共交通手段を一括で検索できます。

Länstrafiken Norrbotten (ローカルバス運行会社)

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