ケンブリッジに来たのは実は2度目。
1度目は子どもの時の短期語学研修だったから・・・かれこれ20年ぶり⁉
当時はハリー・ポッターが流行っていたこともあり、週末はロンドンやオックスフォードへ日帰り旅行してケンブリッジ観光はあまりしていなかったんです。
だから20年越しの、ちゃんとしたケンブリッジ観光です!
しかもその間にいろんな映画のロケ地にもなっててさらに見どころ満載!!
さて早速どこ行こう?
いや、まずここは腹ごしらえからでしょ。
イギリスと言えばスコーンでしょ!ティータイムでしょ!!
と言うことで向かった先はティーサロン『Harriets』。女性スタッフの制服がメイド服で可愛い♪
アフタヌーンティーの値段も良心的だし、すごくすご~く迷った結果、ここではクリームティーにしました。後で他のティーサロンにも行く予定だからまだガマン、ガマン!
この「クリームティー」って言葉を知らなかった時はウィンナーコーヒーみたいに紅茶に生クリームがのって出てくるのかと思っていましたが、
クリームティーは紅茶とスコーン、イチゴジャム、クロテッドクリームをいただく、まぁ言ってみれば軽めのアフタヌーンティーです。
ふちがウェーブがかったここのスコーンはほんのり温かくて中がふんわり!やっぱり温かいスコーンはクリームとの相性も抜群で美味しいです。しかもお皿の上には粉糖でHarrietsの「H」が!!こう言う些細な演出大好き♪
それにしても両隣のテーブルの女性客が食べてるアフタヌーンティー、すごく美味しそう。今度はアフタヌーンティーを食べに来ないと!
聖メアリー教会(Great St Mary’s, the University Church)
スコーンでエネルギーを蓄え、次に向かったのは聖メアリー教会。
キングス・カレッジ・チャペルの向かい側にある教会で、入場料を払うと塔に登ることができます。そんなに高くはないけれど、ケンブリッジの中心部を一望するのにオススメ。
上からの景色はこんな感じ。
奥に見えるのはセント・ジョンズ・カレッジ・チャペルの塔です。
マーケットスクエアのテントがすごくカラフルに見えるのも、ここからの眺めならではですね。
キングス ・カレッジ・ チャペル
ケンブリッジのシンボルと言ったらこのキングス ・カレッジ ・チャペル。
15世紀に建てられたこの礼拝堂、一際目立った存在感を放っています。
外観だけでも立派だし、内部の見学は有料ですが、お金を払う価値は大いにありです。
教会の中に入ったら上を見てみて!!
ステンドグラスが綺麗なのはもちろんなんだけど、このゴシック様式の見事な扇型の天井!!
教会内を見終わって敷地内をぐるっとお散歩。
ケム川でのパンティングもケンブリッジ名物です。昔は自分で漕げた気がするんだけど???
トリニティ ・カレッジ(Trinity College)
トリニティ・カレッジ・チャペルの前にあるこの木も観光名所、
ニュートンのリンゴの木。
物理学者ニュートンが、木から落ちるリンゴを見たのをきっかけに「万有引力の法則」を発見したのは有名な話ですね。
ニュートンも通った、トリニティ・カレッジにあるこの木はその逸話に登場する木の子孫。通りでまだ小さいわけだ!ちなみにニュートンが見た実際の木はすでに伐採されていて現存しないそうです。現存していたらそのリンゴにすごい価値がついていそう!?
セント・ジョンズ・カレッジ(St John’s College)
セント・ジョンズ・カレッジは映画『博士と彼女のセオリー』のロケ地。散策していると見覚えのある場所が見つかるはず。
博士と彼女のセオリー (字幕版)
セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル(St John’s College Chapel)
こういう建物見ると、どうしても私にはホグワーツの校舎にしか見えないんだけど・・・
ため息橋(Bridge of Sighs)
『博士と彼女のセオリー』の映画にも登場したため息橋はイタリアのヴェネツィアにあるめ息橋にちなんで命名されています。
ただここは大学なので、ここでのため息は『試験に向かう生徒のため息』なんだとか。
観光客な私はため息なんかつかずにアーチ状の床を楽しみながら渡りましたけどね。
数学橋 (Mathematical Bridge)
橋と言えば忘れてはいけないのが数学橋。これは20年前にも見たぞ!!
木製のこの橋は綿密に計算して作られたため、数学橋と呼ばれています。
ちなみに現在架かっている橋はオリジナルを忠実に再現して1905年に再建されたもの。
コーパス・クリスティ・カレッジ(Corpus Christi College)
コーパス・クロックを見に行く途中で思わずパシャリ。
ここはスティーブン・ホーキング博士が教授を務めたカレッジでもあります。
コーパス・クロック(The Corpus Clock)
コーパス・クリスティ・カレッジの周り静かだったんだけど、その図書館の前には人だかりが!!
そう、みんなこの「針も数字の表示もない」不思議な時計を見に来ているんです。
2008年にホーキング博士が発表し、約2億円の制作費をかけて設置されました。す、すごっ!!
上に乗っているバッタのようなオブジェは『時を食べる怪物』で、瞬きしたりしっぽが動くので観察してみて。
なんだか大学と言うよりも、大聖堂やお城のような歴史的な建造物を見て回ったような気分でした。でもふと横を見たら分厚い本やカバンを持った生徒らしき人が構内を行き来していて、紛れもなく大学だと再認識。
そういえば語学学校のレクリエーション担当のお兄さん、当時現役ケンブリッジ大生で「僕のゲストとして構内へ連れて行って案内してあげるよ~!」って言ってくれてたのに・・・!!
まだ子どもだった私はケンブリッジ大学のすごさとか、中に入れることの貴重さを分かっていなくて全く興味がなかったんですよね。今こうやってお金を払って一般公開されている構内を見学しに来て、「あぁ、当時はまたとない機会を逃したんだな」としみじみ思うのでした。
アフタヌーンティー(Afternoon Tea)
イギリスに来たら本場の「アフタヌーンティーをする!」と言ういかにも女子な憧れ。
滞在中どうしても1回はフルのアフタヌーンティーがしたかったので、事前にケンブリッジの人気店を調べて予約していました。
そこで今回行ったのはBrowns Cambridge。
人気店と言うことで事前にアフタヌーンティーセットの予約をしていたのですが、テーブルに提供されるまで約45分もかかりました。
アフタヌーンティーセットの内容自体はどれも美味しかったのですが、外観とは裏腹に店内はすごくガヤガヤ賑やか。優雅なアフタヌーンティーを期待していたのでがっかりでした。
こんなことなら最初からHarrietsでアフタヌーンティーしておけばよかったよぉ!!
The Orchard Tea Garden でピクニック
そして今回どうしても来たかった場所がここ、ケンブリッジの隣町、グランチェスターにある『The Orchard Tea Garden』。
ケンブリッジから徒歩で45分くらい。もちろんバスや車でも行けるんだけど、せっかくならケム川沿いの小道を歩いてイギリスの田舎町らしいのどかな風景を楽しんでほしいです。
『プライドと偏見』とか、まるでイギリスの映画や小説に出てきそうな牧草地を横目に歩いていると45分なんて本当にあっという間!
歩いて小腹が空いたら、大きなスコーンを食べて休憩。もちろんサンドイッチなどの軽食もあります。
この日は雨上がりだったのでほとんどの人が店内で食べていました。場所選び放題でラッキー♪
20年前と変わらない道、変わらない風景。
このティーガーデンも当時と変わらないままですごく懐かしかったな。
ケンブリッジに来たらぜひ、天気の良い日は隣町のグランチェスターまでお散歩してみて下さい♪