海外ドラマのヴァイキングにはまってて、シェリー樽系のウィスキーが飲みたかった私が今回行きついたのは・・・
スコットランドのオークニー諸島で作られるハイランドパーク。スコッチウィスキーでは最北端の蒸留所です。
この島はヴァイキングがスコットランド侵攻の拠点としていたこともあり、ヴァイキングの歴史や文化が根強い地域。うん、ウィスキーボトルのデザインにもヴァイキング感があふれててかっこいいよ!
飲み比べてみたのはスタンダードなハイランドパーク12年と期間限定ヴァイキングレジェンドシリーズからヴァルキリー。
ヴァルキリーは北欧神話に出てくる半神。オーディンの命を受け、戦死した者の中から英雄の魂を選定し、神々が待つ宮殿ヴァルハラへと迎え入れる戦乙女です。
ヴァルキリーを含むヴァイキングレジェンドシリーズのデザインを手掛けるのはデンマーク人のJim Lyngvild。なんと彼の先祖はヴァイキングで、このハイランドパークが製造されるオークニー諸島で最初の伯爵となった人もいるらしく。ヴァイキングのドラマを見ながらヴァイキング感に浸るのにこれ以上の物はないよね!
どちらもシェリーカスクとバーボンカスクで熟成され、ほのかにスモーキーな味わい。
両方ノンカラーリングで、色はすこ~しだけヴァルキリーの方が濃い気がします。
12年の方はよりバニラっぽい香りと味。
ヴァルキリーはシェリー樽の風味が強いのか、こちらの方が気持ちまろやかで、後味にやや苦みあり。
飲み比べてみて思ったのは12年とヴァルキリーの味に「おぉ!!」ってなるようなさほど大きな差がなかったこと。いや、専門家やもっと舌が肥えた人には「そんなことないだろ~!!」って言われるかもしれないけどね。
値段と手に入りやすさを考えたらスタンダードな12年で十分楽しめると思いました。
逆に言えばヴァルキリーは期間限定シリーズだから、ヴァルキリーがなくなってもハイランドパーク12年を飲んで満足できるのです!
あとね、ヴァルキリーのボトルが真っ黒だから残量が分かりにくいのが難点。気づいたら最後数滴だったよ~。