前回の『ヒデンゼー島 北部編』ではVitteから出発して灯台Dornbuschを目指しました。
Vitte ➡ Kloster ➡ 灯台Dornbusch ➡ Vitteのビーチ ➡ Vitte
と、Vitteに戻って来たので今度は南下!
あまり知られていない、南部の灯台Gellenを目指してサイクリングです。
南部は家がポツリ、ポツリとある程度なのでさらにのどか。
この地域の伝統的なお家、茅葺き屋根の家がなんとも可愛らしくて常によそ見をしながら自転車をこいでしまします。こんなことができるのも車フリーの地域ならではですね!
この家なんて、窓部分の丸っこいフォルムと色がオシャレじゃない!?
茅葺き屋根って日本独特なものかと思っていたけど、そうじゃないようです。そう言えばイギリスや北欧にもあったな!
道の脇にはジャムの無人販売もありました。
種類もすごくたくさんあって、ザンドーンとマンゴーのミックスだったり、ニワトコの実(Holunder)とベリーのミックスなどなど、その辺のお店に売ってないようなジャムばかり。
ぜひ、小銭の準備を忘れずに♪
「牧草ロールってお菓子のコロンみたい!!」
な~んて考えながら進んでいると、いつの間にか道の両サイドには白樺林。
白樺好きとしてはたまりません!
見てるだけでも癒されるんだけど、せっかくなので自転車を置いてちょっとだけ森林浴をすることに。
なんだか童話に出てきそうな景色じゃない?
「お菓子の家でもあればいいのに」って思ってたら、偶然にも割と目の前で鹿の親子が休んでいるのを発見!
こちらに気づくとすぐに逃げちゃいました。邪魔しちゃってごめんよ~!!
Neuendorf(ノイエンドルフ)
ヒデンゼー島の3つ目の港がある村、Neuendorfには15分ほどで到着(寄り道をしなければ)。
ここでも荷車がちゃ~んとスタンバイしていました。
他の2つの港に比べてこじんまりとしていて、人も少なく一帯も静か。
でもレンタサイクル店も目の前にあるし、フェリーでここに到着しても困ることはなさそうです。
向かい側にはヨットがたくさんとまっていました。相変わらずセーリング好きが多いドイツです。
多くの観光客はVitteのビーチに集まるので、Neuendorf付近のビーチは空いていて穴場!
Gellen(ゲーレン)
Vitteから10㎞近く離れているけど、ずっと平坦だし、覗かな風景を横目にこいでたらあっという間にGellenに到着。
Dornbuschに比べて知名度も高さも低いけど、これはこれでカワイイGellenの灯台ちゃん♪
周りに何もないからか、ここまで来る人はあまりいないようで、目の前のビーチはこの通り貸し切り状態。
レジャーシートかビーチテントでも持ってくれば良かったな~。
海からの風で木だってまっすぐ立つのに必死です!
さらに先にも行くことはできるけど、この辺りは砂道だから自転車をこぐにも一苦労。ハイキングするほどの時間もなかったので、南下はこれにて終了!Vitteに向けて戻ることにしました。
自然保護区 Dünenheide(デューネンハイデ)
ドイツでこのフクロウのマークを見つけたら、そこは自然保護区。
ここヒデンゼーには『Dünenheide』と呼ばれる自然保護区に指定された場所があり、一面にヒースが生い茂っています。
Dünen(砂丘)と名がつく通り、このヒースは砂丘の上に育っているんです。
可愛らしいピンク色の花をつけていながら、なんともたくましい!!
家の周りにもヒースが自生していて、なんだかパッと明るい印象になりますね♪
避暑にすごくぴったりで、温かみのある雰囲気の田舎のお家は見てるだけでもほっこりしました。
湯バーバのお姉さんみたいな、こんな家に住んでハーブを育てるお婆ちゃんになりたい(笑)
おまけ
港でナウシカを発見!
実際には英語表記だとNAUSICAÄなんだけどね。
このスペルだと『オデュッセイア』に登場する王女の名前。でも日本人にとって、ナウシカと言えば『風の谷のナウシカ』でしょ!